昆虫学者ファーブル雑記帳

フランスの昆虫学者ファーブルに関する話題を書いていきたいと思ってます。

蒐集

閑話(9)-惨敗記その他

昨年は新型肺炎に席巻され特別な年だった。今後、人類が生きていくかぎりこの厄災 のことは伝えられていくことになる。そして、今年もまたどうなっていくのか誰にも わからない。ワクチンが行きわたれば、今ほどの被害は減っていくだろうが安心は できない。…

ファーブルの写真

ファーブルの写真が売りに出されることは稀なのだが、しばらく前に入手したもの が出てきた。以前から写真は探しているが、なかなか出ないうえに見たこともない カットというのはほとんど見つからない。 特に若い時の写真がないのが非常に残念である。もちろ…

フンコロガシの水彩画

スカラベ・サクレ、和名がヒジリタマオシコガネ。 ただ、実際にファーブルが観察していたのは、ティフォンタマオシコガネだった とのことだ。この経緯については「完訳ファーブル昆虫記第1巻上」集英社版に 詳しい。大杉栄もスカラベ・サクレと訳しているが…

ファーブルの図版とデュフールの図版

日本人は手先が器用だという話はよく耳にすることだ。細かな作業を厭わずいい 仕事のものを作るからで、小生もそのように長く頭に刷り込まれてきた。 そして実際も正しいのであろうが…だからと言って「細かい仕事=外国人には無理」 などということにはもち…

ファーブルコレクター

昨年末位からオークションがきっかけで、フランス人のファーブルコレクター というか…ファーブルマニアの方と知り合いになった。 メールでやり取りしている内に、この方がファーブル関連のいろんな資料を 持っていることがわかってきた。 先方も小生がなかな…

閑話(4)ー地方のオークション

春にフランスの地方のマイナーなオークションに参加した。 ファーブルの資料が出品されていたからだ。 大体はパリなど大都市のオークションに吸い上げられるのだが、 今回のように時折、地方のオークションにも資料が出現することがある。 常にアンテナを張…

愛読書ラブレー

時間が取れたので神田の古書まつりに行ってきた。 歩道にも店が出ていて老若男女、怪しそうな古書好きっぽい人など たくさん見かけた。やはり本は良いなとあらためて感じる。 素晴らしい内容なのに絶版のままで埋もれているという本はたくさんある。 せっか…

ファーブルの原稿を求めてーオークション

インターネットがやっと普及してきた頃に、これなら海外の 古書や資料も入手できるのではないかと思い立った。 思い立ったが海外となると少々勇気がいる。 どうやってやり取りすれば良いのか? 支払いはどうするのか? もし店主から電話なんぞ来てしまったら…

ファーブルの原稿を求めて

ファーブルの原稿に遭遇しなければ、もう少し楽な生活が出来たかもしれない。 少なくともずっと1台の国産車で我慢することにはならなかったはずだ。 数年前にそのボロ車がついにプスッと音をたて突然道の真ん中で エンジンを止めた時にはファーブル先生のお…