昆虫学者ファーブル雑記帳

フランスの昆虫学者ファーブルに関する話題を書いていきたいと思ってます。

モキャン(モカン)=タンドン

コルシカ島のファーブル:モキャン=タンドン(続々)

以前のブログでタンドンの写真を掲載したが、写真撮影のその日からちょうど一年 後の1863年4月15日に58歳の若さで逝去している。 ファーブルの師、植物学者のルキアンも63歳とファーブルに比べるとかなり若くして 逝去しており、二人の死因は何だろうとずっ…

コルシカ島のファーブル:モキャン=タンドン(続)

博物学者モキャン=タンドン (1804~1863) はファーブルの人生において重要な人物 の一人なのでもう少し述べておきたい。 そもそも日本語表記はモキャンなのかモカンなのか?集英社版はモカン=タンドンの 表記である。大正期叢文閣版はモカン、岩波の山田吉…

コルシカ島のファーブル:モキャン=タンドン

以前のブログで、ファーブルのルキアン宛ての書簡内容が、ファーブルにしてはやや 強引ではないかと書いた。本来はルキアンのように島全体を移動しながら植物や貝類 など採集するのが理想だが、教師をしながら決して金銭的にゆとりのあるわけでも ないファー…