昆虫学者ファーブル雑記帳

フランスの昆虫学者ファーブルに関する話題を書いていきたいと思ってます。

2019-09-01から1ヶ月間の記事一覧

コメントへの返信

前回ブログにコメントを頂戴しました、ありがとうございました。 答えになっているかわかりませんが、わかる範囲で書いておきたいと思います。 資料に乏しく小生の意見も憶測が混じっておりますので、話半分程度にお聞き流し 下されば幸いです。 ただ真偽は…

閑話(7)ーミルと丹毒

ファーブルの恩人、イギリスの哲学者ジョン・スチュアート・ミルの死因は丹毒 という病気だった。顔面という場所がわかりやすいので死因がはっきりしている。 (ファーブル伝 平凡社には水泡性丹毒と記載) 変わった病名だが、丹は赤いという意味があるので…

エミールーサヴォワ助任司祭の信仰告白

前回のブログでルソーの「エミール」に触れた。ファーブルとも関連のありそうな 部分がまだあるのでもう少し触れておきたい。 「エミール」は小生には少々くどすぎるが、その第4編には作品の白眉といっても よい「サヴォワ助任司祭の信仰告白」という長文が…

ファーブルの家系図ーエミールという名前

系譜学とか系図学(genealogy)という学問があるそうで、これは特定の人の 家系図を作るというものだ。 ファーブルの家系図についてもサイトで調べてみると、かなりの部分が公開され ていて古い祖先だと17世紀の人までさかのぼれる。しっかりした家系図が公…

ファーブルの家系図ー最初の結婚

ファーブルの家系図をよく眺めている。 こんなものを見ている人などいったいどれだけいるのかなぁ…と時々思う。 参考にするのは1989年版のフランス発行2冊組の昆虫記第1巻にあるもので、 ファーブル研究で高名なイブ・ドランジュ博士序文の後に掲載されてい…