昆虫学者ファーブル雑記帳

フランスの昆虫学者ファーブルに関する話題を書いていきたいと思ってます。

2019-03-01から1ヶ月間の記事一覧

地理学の教科書

ファーブルは1876年の6月に地理の教科書を出版している。 この初版は全ての公立学校での使用を副題に掲げているが、再販はされていない。 同年9月に同じ地理の本が出ているが、全ての公立学校という副題は消えて、代わりに 私立学校や中学校での使用と書かれ…

ファーブルの嘆き

以前書いたブログ(閑話1)にあるように、ファーブル先生は犬を飼っていた。 勇敢なブル(ビュル)という犬で詩の題材にもしている。 ブル以外にも犬はいたようだが、拙宅にもミニチュアダックスのオスがいる。 今年で14歳になる高齢犬だ。年の割に元気だっ…

コガネムシ詩人からルマニーユへの手紙

南仏の文芸復興運動のために組織されたのがフェリブリージュという団体である。 1854年、創設時のメンバーにはルマニーユ、フレデリック・ミストラル、オーバネル などの面々が名を連ねている。徐々に拡がり支部もかなりあったようだ。 彼らの発行している機…

ファーブル先生のあだ名

聞こえが良くないせいかあまり取り上げられないが、ファーブル先生の教員時代の あだ名は「ハエ 」である。仏語で mouche と書く。 発音はかなり訛れば ムッシューとかムシ(虫)と聴こえなくもない。 Monsieur(mouche) Fabre とでも陰口を叩かれていたのだ…

閑話(5)ー蔵書の処分

いよいよ散乱した部屋の収拾がつかなくなってきた。 理由は簡単、重い腰を上げてブログを書くようになってから片付けが間に合わなく なったということだ。足の踏み場を選んでるようでは精神衛生上も良くないと、 一念発起してファーブル関連の書籍以外は少し…