昆虫学者ファーブル雑記帳

フランスの昆虫学者ファーブルに関する話題を書いていきたいと思ってます。

アルマスを訪ねた日本人

アルマスを訪ねた日本人ー市河三喜

毎度の話だが、あまりにも部屋が散らかってしまい足の踏み場もなくなったので、 仕事休みに少しづつ整理した。だんだんと年を取ってくると本の片づけも出来なく なるだろうと思い、いつもなら手を付けない書棚の奥まで入れ替えた。もう使うこと もないだろう…

アルマスを訪ねた日本人ー山田吉彦

昆虫記第一巻を大杉栄が翻訳し紹介した功績は非常に大きかったが、昭和5年から 刊行が始まった岩波文庫版昆虫記の出版も日本での昆虫記普及に貢献したはずだ。 (やっかいな昆虫名の和訳は古川晴男博士が手伝うことで解消されている) この岩波文庫版ファー…

アルマスを訪ねた日本人-桑原武夫

先日、「フランス印象記」桑原武夫著 昭和27年 三笠文庫という本を読んでいた。 桑原先生は京大出身の高名なフランス文学研究者で、スタンダールやルソーなどの 翻訳も多い。今まで全く読む機会もなかったのだが、通勤途中にぱらぱらと中を眺め ていて驚いた…

ユラ県レルウスのファーブル邸

前回ブログで椎名其二について触れたが、交流のあった人物の中に作家の芹澤光治良 (こうじろう)という方がいる。 たくさんの作品を書いておられるものの、小生には縁が無かったのだが椎名其二との 関連で目を通すようになった。「女の都・パリ」昭和34年 …

ファーブル巡礼

アルマスを訪ねた日本人と言えば、表題の名著「ファーブル巡礼」をお書きになった 津田正夫先生に絶対に触れなくてはならない。昭和51年出版で古書でも入手可能だが 新潮社から奥本先生監修で再刊されている。 実際に現地に行かれていろんな情報を収集されて…

アルマスを訪ねた日本人

ファーブル好きとしては邦書の方にも興味を持っている。 大杉栄はもちろんだが椎名其二や安成二郎などにも興味があって、 常々探究はしているのだが資料の収集は容易でない。 先日、たまたま「科学者は斯く生きる」大橋祐之助著 恒星社版 昭和8年という 本を…