昆虫学者ファーブル雑記帳

フランスの昆虫学者ファーブルに関する話題を書いていきたいと思ってます。

2019-02-01から1ヶ月間の記事一覧

ファーブルの写真

ファーブルの写真が売りに出されることは稀なのだが、しばらく前に入手したもの が出てきた。以前から写真は探しているが、なかなか出ないうえに見たこともない カットというのはほとんど見つからない。 特に若い時の写真がないのが非常に残念である。もちろ…

フンコロガシの水彩画

スカラベ・サクレ、和名がヒジリタマオシコガネ。 ただ、実際にファーブルが観察していたのは、ティフォンタマオシコガネだった とのことだ。この経緯については「完訳ファーブル昆虫記第1巻上」集英社版に 詳しい。大杉栄もスカラベ・サクレと訳しているが…

ファーブルの図版とデュフールの図版

日本人は手先が器用だという話はよく耳にすることだ。細かな作業を厭わずいい 仕事のものを作るからで、小生もそのように長く頭に刷り込まれてきた。 そして実際も正しいのであろうが…だからと言って「細かい仕事=外国人には無理」 などということにはもち…

ファーブル巡礼

アルマスを訪ねた日本人と言えば、表題の名著「ファーブル巡礼」をお書きになった 津田正夫先生に絶対に触れなくてはならない。昭和51年出版で古書でも入手可能だが 新潮社から奥本先生監修で再刊されている。 実際に現地に行かれていろんな情報を収集されて…

アルマスを訪ねた日本人

ファーブル好きとしては邦書の方にも興味を持っている。 大杉栄はもちろんだが椎名其二や安成二郎などにも興味があって、 常々探究はしているのだが資料の収集は容易でない。 先日、たまたま「科学者は斯く生きる」大橋祐之助著 恒星社版 昭和8年という 本を…

ファーブルコレクター

昨年末位からオークションがきっかけで、フランス人のファーブルコレクター というか…ファーブルマニアの方と知り合いになった。 メールでやり取りしている内に、この方がファーブル関連のいろんな資料を 持っていることがわかってきた。 先方も小生がなかな…