2018-11-01から1ヶ月間の記事一覧
ラッティ大司教の書簡が掲載された雑誌には、晩年のファーブルの逸話も いくつか紹介されている。 やはりB.ドルサン女史の文から以下に引用する。 ファーブルの容体が芳しくないとの知らせに、ラッティ猊下はアルマスを再訪 した。病人は猊下にその喜びと感…
1914年5月23日の書簡 ファーブル氏が私の手紙をお喜びになったとのこと、とても嬉しく思います。 どうか、私がしばしば彼のことを思っていると伝えて下さい。そして彼の 科学的作品について思いをめぐらします。偉大ですばらしく、非常に有用で、 この先も長…
アヴィニョン大司教ラッティ猊下の書簡 1914年5月19日 我が妹よ、昨日私が訪問した際に多大なる喜びを感じたことを どうかファーブル氏に伝えて下さい。 今朝、私は彼のために聖なるミサを唱えました。 毎夜、私は彼と心を一つにし、救世主の祈りを唱えてい…
いきなり晩年の話になってしまうが、今までのブログでずっとファーブルと 宗教に関係する内容が続いているので、ラッティ大司教の書簡については ぜひ先に触れておきたい。 これらの話は伝記などでも言及されていないので興味深い資料かと思う。 ファーブル…
「ファーブルの最初の教科書」という題で前に記事を書いた。 1862年刊行の農業化学基本講義というテキストだが、最近もう1冊入手することが でき、さっそく序文前頁にあるサイン部分を見たが、予想通りファーブル手書きの サインがあった。やはりファーブル…