昆虫学者ファーブル雑記帳

フランスの昆虫学者ファーブルに関する話題を書いていきたいと思ってます。

アカネ

ファーブルの手

去年の秋にフランスのオークションに参加した。 ファーブルに関連する人物の書簡を幸い落札できたのだが、未だに届かない。 下手をすると半年くらい経過してしまいそうだ。 慣れてはいるが、どうやったらこんなに時間がかかるのだろうといつも思う。 ブログ…

ロベルティ農場

ファーブル一家が世話になったのがロベルティ農場なので 触れておかなくてはならない。 ヴォクリューズ伝記辞典という大部の書籍がある。 これはヴォクリューズと関連する名士を集め紹介しているが、 最もページを割いているのがトーマ・フレール商会である…

ファーブルの目論見

ファーブルは安月給におさらばして大学教授へのステップとして まず金銭的に困らない状態を目指した。 1860年にはアカネ染料の製造に関する特許を取得している。 さすが理系の先生だ。 ファーブルはきっとこの時アカネ工業化の成功を夢見たことだろう。 前記…

弟フレデリックの仕事

ヴォークリューズ県年鑑を見ていると1861年頃から 弟フレデリック・ファーブルの名前が見られる。 既に小学校の校長は辞していたようで、1865年版には ヴォクリューズ・ドック( 港湾倉庫)の理事に名を連ねている。 ローヌ川は近いが海は無いのでドックは単…