昆虫学者ファーブル雑記帳

フランスの昆虫学者ファーブルに関する話題を書いていきたいと思ってます。

2018-08-04から1日間の記事一覧

ロベルティ農場

ファーブル一家が世話になったのがロベルティ農場なので 触れておかなくてはならない。 ヴォクリューズ伝記辞典という大部の書籍がある。 これはヴォクリューズと関連する名士を集め紹介しているが、 最もページを割いているのがトーマ・フレール商会である…

ファーブルの目論見

ファーブルは安月給におさらばして大学教授へのステップとして まず金銭的に困らない状態を目指した。 1860年にはアカネ染料の製造に関する特許を取得している。 さすが理系の先生だ。 ファーブルはきっとこの時アカネ工業化の成功を夢見たことだろう。 前記…

弟フレデリックの仕事

ヴォークリューズ県年鑑を見ていると1861年頃から 弟フレデリック・ファーブルの名前が見られる。 既に小学校の校長は辞していたようで、1865年版には ヴォクリューズ・ドック( 港湾倉庫)の理事に名を連ねている。 ローヌ川は近いが海は無いのでドックは単…

アヴィニョンの住所

ファーブルがアヴィニョン在住の頃の資料を探したことがある。 とにかくファーブルの名前を見つけると、 何か新しい発見をしたような気分になれるので、 ひたすら資料を探しページをめくっていた。 その中に毎年発行されていたヴォクリューズ県年鑑という書…