昆虫学者ファーブル雑記帳

フランスの昆虫学者ファーブルに関する話題を書いていきたいと思ってます。

ファーブルあるある

日本でファーブルを知ってますか?と聞かれれば、

ほとんどの人が知ってると答えるのではないでしょうか。

逆にフランスで聞いてみると昆虫学者ファーブルのことだと

すぐ理解できる人はほとんど居ないという…よく言われる話です。

 

日本ではファーブル=昆虫学者ファーブル

フランスではファーブル=よくある名前、ということでピンと来ないようです。

日本人があまり馴染みがないけど、フランスでは有名な政治家のファーブルさん

だったり、飛行機乗りのファーブルさんもいるし、作家のファーブルさん、

神父のファーブルさんも居ます。

日本で有名なのは昆虫記が早くから翻訳された影響が大きかったのでしょうが、

昆虫というキーワードに加え、コツコツと研究を重ねる勤勉なファーブルの

姿勢が日本人に受けたのかもしれません。

 

写真はオランジュのローマ劇場のファーブル生誕百年祭の様子です。

1923年8月26日開催、5000人の観客とありファーブルの銅像を中心に

子供たちの歌や踊りなどが披露されました。

この劇場は1世紀に建立され現在は世界遺産に登録されている建造物で

毎年夏に芸術祭が行なわれています。

 

この写真は元々は写っている楽団員の子孫の方が所有しておられたものです。

初めて見たときは舞台や観客の雰囲気、人の多さに感激しました。

そして思いました、フランス人はいつファーブルを忘れたのかと。

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でも95年前のこの時ならファーブルを知ってますか?と聞いても

「もちろん知ってるさ!」と答えてくれそうです。

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